宮城県石巻市雄勝町にて雄勝石を使用した工芸品の制作を行っています。
現在、実店舗や工房を所有しておらず、『雄勝硯生産販売協同組合』様の工場を借りて製品作りをしているほか、『波板地域交流センター ナミイタ・ラボ』様の協力のもと、採石場見学やワークショップを実施しています。
約2億5千万年前のペルム紀に堆積した泥や粘土などの堆積物が地下深くで強い圧力を受けながら長い年月を経て出来上がった石です。
『黒色硬質粘板岩』とも呼ばれ、別名である『玄昌石』の名は雄勝が発祥ともされています。
『劈開(へきかい)』という、特定の方向へ薄く平らに割れる性質を持ち、室町時代から続く『雄勝硯』やヨーロッパ発祥の文化である『屋根スレート』などに用いられてきました。
東京駅の屋根にも一部、雄勝石のスレートが用いられています。
また、隣の登米市に於いてもかつて同質の石が採掘されており、スレート等の生産が盛んに行われていました。
『登米玄昌石(とよまげんしょうせき)』の名で親しまれ、その採掘量・生産量は雄勝石を遥かに上回ると言われています。
その他に海外産のスレートもあり、日本国内で販売されているスレートの全てが雄勝石というわけではありません。スペインやポルトガルなどのヨーロッパ諸国をはじめ、アメリカ、中国、ブラジル等、世界各国で様々な特徴のあるスレートが産出されています。
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